るうらのペン

どうにかレベルアップしようとするブログ

又吉直樹著『東京百景』又吉さんの進化の過程に触れられる貴重な一冊。【本の感想】

又吉直樹著『東京百景』について

ピース又吉直樹、初の単独単行本を刊行!!
稀代の書生芸人が、上京してからのなにものでもない日々、そして芸人として舞台にテレビに活躍する日々を東京の風景と共に綴る。すれ違う怪しい人物たち、なんでもない美しい風景、行き場のない気持ちーー哀しく可笑しい100編の東京物語。

出典元:Rukutenブックス

 

芥川賞作家となったピース又吉さんのエッセイ。

又吉さんの小説はまだ読んでないのだけど、外出自粛で人と話す機会が減ったので、何か新しい思想に触れたいと思いエッセイを読むことに。

【感想】最初から順番に、そして最後まで読んだ方がいい。

『東京百景』なのでエッセイが100話入っているんだけど、最初の20話くらいまで読んで、正直なところこの本を買ったことを後悔しはじめた。

評論家でもなんでもない私がこんなことを言うのは大変非常に心底ほんとうに申し訳ないんだけれど、最初の20話くらいは何が伝えたいのかよくわからないまま終わるし、「百景」っていう割になんだか描かれている光景もぼんやりしてる。

この調子であと80話分作品が入ってるの…?とその時点ではがっかりした。

 

ところが22話の「1999年の立川駅北口の風景」でじーんときて、もうちょっと読もうかなと進めると、39話の「 駒場の日本近大文学館」でわくわくする。

そして後になるほど又吉さんの表現はどんどん自由になり、そこに広がる光景はくっきりと解像度が上がり、すごいスピードでおもしろさが増していく。

だから最後まで読んだほうがいい。

 

「あれが僕の東京ハイライト。」の一文が強烈に残り、自分の昔のことまで思い出してうるっとしたし、「寿ファンファーレ」も切ないけどよかった。ところどころに出てくる『リンダリンダ』で踊れないというエピソードも自分のことみたいで大好きになった。

ラストに向けてどんどん又吉さんの世界に引き込まれていくのだ。

このエッセイが書かれたのは小説『火花』が発表される数年前。

あまりにも最初の方と後半で面白さが違うので気になって調べてみたら、『火花』が発表される数年も前にこの連載がされていたことがわかった。

なんと90話目も100話目も又吉さんが小説家として有名になる前の文章だ。

それどころか、最初にじーんときた22話目の「1999年の立川駅北口の風景」なんてもっともっと前。それなのにもう面白い。

 

連載だからきっと数年にわたり書き溜められたものなんだろう。

最初の方はさぐりさぐりだったのかな。いろんな迷いとか葛藤もあったのかな。と、1年前からブログで文章を書きはじめたばかりの私はついつい自分に置き換えて考えてしまった。

そして人が成長していく過程をこんな風に感じることができる本はなかなかないので、なんだかうれしくなった。

 

さらに、このエッセイは2013年発売なんだけど、私が読んだ文庫版は2020年に発売されていて、それに伴いやや長めの書き下ろし作品が巻末に収録されている。

『火花』『劇場』『人間』と話題作を3本発表したあとの作品だ。

その書き下ろし作品が7年前よりもさらにパワーを増していてぐっと心に刺さるのだ。

又吉さんの進化の加速度がすごい。そしてうらやましい。

小説を読んでみたくなった。(読む。)

おすすめ度

★★★★☆

エッセイ集だからハラハラせず、寝る前の読書におすすめ。

と思ったんだけど、途中からうるうるしたり、いろいろ考えさせられたりして眠れなくなった。単行本は装丁がカッコイイ。

文庫で読んだけど、装丁は単行本の方が趣があっていいなぁ。

書き下ろしは文庫のみ収録。文庫版はこちら↓

村上春樹著『騎士団長殺し』生活の描写だけで充分楽しい。続編でないかな…。【本の感想】

村上春樹著『騎士団長殺し』について

私は時間を味方につけなくてはならないーー妻と別離して彷徨い、海をのぞむ小田原の小暗い森の山荘で、深い孤独の中に暮らす三十六歳の肖像画家。やがて屋根裏のみみずくと夜中に鳴る鈴に導かれ、謎めいた出来事が次々と起こり始める。緑深い谷の向こう側からあらわれる不思議な白髪の隣人、雑木林の祠と石宝、古いレコード、そして「騎士団長」……。物語が豊かに連環する村上文学の結晶!

出典元:村上春樹・著『騎士団長殺し』新潮社文庫 裏表紙

 

プロローグなんて、顔のない男に肖像画を依頼される状況からはじまる。

これおもしろくないわけがない!!(村上春樹ファン)

【感想】もう主人公が生活してる描写だけでずっと楽しいよ。

妻に突然離婚してと言われた主人公の男が、山奥の別荘にひとりこもって絵を描いてる話なんだけど、その合間にいろいろ思いながら、おしゃれなランチつくったり、レコードかけたり、読書したり、恋人がきたり、ときどき絵画教室の先生をするために山を下りたりする。

その生活を読んでるだけで楽しい。これだけでいいからずっと続けてくれないかな、って思う。

あと主人公は肖像画家なんだけど、作品に取り組む姿勢とか悩み方がとってもリアルで、村上春樹先生は画家もしてるんじゃないかと思った。

それだけでも楽しいのにいろいろ巻き込まれていく

その別荘は昔有名な画家が使ってたものだったり、隣に「完璧な男」が住んでたりする。

色を免れると書いて「免色(めんしき)さん」、しかも白髪。

なにそれ気になる、、という興味津々な設定が次々に増えて来て、もちろん主人公は巻き込まれていくし、どこまでもわくわくする。

ラストが今までの作品と違う

村上春樹先生の小説は全部読んでるだけど、ラストが今までと雰囲気が違う。

あれ…?

先生、心境の変化かな。

私はまだ歳が足らないせいか、その心境にはなれないので、個人的にはそこから物語はまだ続いてほしい。

上・下じゃなくて第1部・第2部となってるから第3部出るのかな…。

おすすめ度

★★★★★★★★★★

村上ファンならきっと間違いないよ。

寝る前に読むと途中でやめられなくなって朝になってしまうので注意!

 

私は文庫派です。文庫版だと全4冊。↓

小川洋子著『ことり』小鳥の言葉が分かる兄とその弟の話。【本の感想】

(本レビューの形式をわかりやすく工夫してみました。)

小川洋子著『ことり』について

人間の言葉は話せないけれど、小鳥のさえずりを理解する兄と、兄の言葉を唯一わかる弟。二人は支え合ってひっそりと行きていく。やがて兄はなくなり、弟は「小鳥の小父さん」と人々に呼ばれて…。慎み深い兄弟の一生を描く、優しく切ない、著者の会心作。

出典元:小川洋子・著『ことり』朝日新聞出版 裏表紙

小川洋子氏は『博士の愛した数式』(2004本屋大賞)の作者。映画化されてましたね。

【感想】超リアルな描写にわくわくしたり落ち込んだりが激しい。

鳥好きなので「小鳥語」に興味津々

本屋で表紙を見て、衝動買いした。

「ことり」と言えばかわいらしい表紙であっていいはずなのに、この意味深な雰囲気の表紙が気になる。

小鳥の言葉がわかるってどんな人だろう。

 

読んでいくうちに小鳥と話せる人がいてもいいな、と思えてくる。

逆に小鳥語を話せない人がいないなんて断言できない。実際いるかもしれないし、ちょっとうらやましくもある。

前半は小鳥語を話せるお兄さんと、兄の言葉が唯一わかる弟の生活エピソードがリアルでおもしろかった。

お兄さんが変わった人扱いされても、弟がお兄さんのことが大好きで優しいので救われる。

もし今後、実際に小鳥と話せるという人と出会ったとしても「あぁ、小鳥語ね」と受け入れられそうだ。

小鳥の描写にキュンとくる

「余計なものが映らないよう、奥底の一点にまで黒さが満ちた彼らの目に」

出典元:小川洋子・著『ことり』朝日新聞出版 p132

物語のあちこちに小鳥のエピソードがたくさん散りばめられている。

そのたびに小鳥のたたずまいや仕草を愛おしく思い、尊敬する表現で繊細に描かれている。

鳥好きの私はそういう部分が読んでいて特に楽しかった。

後半は「小鳥の小父さん」の生活の裏側

後半は弟が「小鳥の小父さん」と呼ばれるようになってからの話だ。

子供の頃、近所や学校で見かける通称「〇〇おじさん」や「〇〇おばさん」というちょっと謎の人がいたのだけど、ああいう人のことかなと思って読んだ。

私が子供の時は、作中に出てくる子供のようになんとも思わず接していたけれど、周りの大人からすると変わってる人だったんだろうなと思った。

しかし、〇〇おじさん本人側に立ってこの物語を読むと、自分が良いと思ったことを大事にしてるだけだし、筋が通ってるし優しい。

 

最近昔ほど何かひとつに集中してエネルギーをつぎ込めなくなってしまったな、と感じていたところに丁度この『ことり』を読んだのだけど、私と違い、この兄弟は中年になっても目の前のことに子供ほどのエネルギーで夢中になり没頭してしまう。

そんな頃が私にもあったな、と大人になってもそれができるふたりがうらやましかった。

 

しかし、小鳥が飛んでいってしまうシーンからはじまるし、(お兄さんも弟も本人はそれでよいかもしれないけれど)全体的にせつなくて悲しい。

感じの悪い嫌な人たちも出てくる。

描写がすごくリアルな分、やるせない気分になって後に引きずってしまう。

おすすめ度

★★★★☆

悲しい系を読んでも平気!という人にはおすすめ。

引きずってしまって私は読書後ややしょんぼりしました。

メンタルが元気なときに読もう。

文庫版はこちら↓

やる気がでないときに読むと少しやる気がでるかもしれない本、5冊

ソファで毛布を頭までかぶって寝る人
どうも、るうらです。

本だったら寝転がって読めるので、何もやる気が起こらないときに最適。。

そのまま寝てしまってももちろんオーケー。疲れてるんだから。

 

やる気でない…というときには本屋に行って何か新しい考え方はないかなーとうろうろすることが多いです。外出して多少気分も紛れる。

そうやって新しい考えに触れ、実践してみようという気になり、少し元気を取り戻すのですが、まだ時間が経つともやーっとやる気ないモードに戻ったりもしています。これが現実…

 

え、、それって効果あるの?

…でもその時はそれで元気出たんだし、いいじゃないか。

そしてゼロには戻らない。

 

そんなわけで、やる気がでそうな本が自宅に増えていくのですが、私が読んでよかった本を5冊紹介します。

なんかもう自信が持てない…というときの本

それなりに頑張ってるけど、なんか思ったようにうまくいかない。

周りの人はすごいなぁ。

私、何やってんだろうなぁ。はぁ〜。という気分でやる気が出ないときにおすすめの本です。

こんな感じでやる気がでなかった私は「もしや、実力なんてなくても、自信を持って続けていれば後から実力がついてくるっていう法則なのでは…?自信がほしい!」という考えからこの本を読んでみました。ちょっと違った…

自信がつく本

「そんなに実力なくても自信をもって行動できる人ってどうやってるんだろう?」

「私にもっと自信があれば、、、どうして自分は自信が持てないんだろう?」

という疑問に答えてくれます。

自信についての診断テストもいくつかあり。

そして「とにかく自信がある振りをして行動していれば実力は後からついてくるもんだ」なんてことは言わずに「本当の自信とは」をじっくり現実的に解説してくれる本です。

「現実的に」ってところがポイント!

エネルギーが湧かずモヤモヤする日が続いた時にヒントをくれる本

なんかさー結局、私って何がやりたいんだろうね。

好きではじめた仕事だけど、なんかうまくいかない…。本当にこの仕事向いてるのかなぁ。

人生順調なはずなのになぜかこう気持ちがパッとしない。

…などなど、そんなもやっとした気分でやる気が出ないときにおすすめな本です。

つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法

いつのまにか自分より他人を優先しすぎることによって疲れていませんか?自分のなんとなくだった部分を認識させてくれる本です。

7日間ノートに書き出すワークがあるので、そういうのが好きな人向き。

全部やると結構時間かかります。でも、たまには自分と向き合うの大事だね。。

カウンセラー根本裕幸先生の本なので、口調が優しく(ときには厳しく)特にやる気がなく、落ち込み方向の気分のときは内容が入ってきて理解しやすいです。

忙しすぎて最近の記憶がない、もう疲れた…そんなときにノウハウをくれる本

とにかく毎日忙しい。それほど何もしていないのにすぐに時間が経ってしまう。

「今日1日何したっけな…?」効率化もバッチリしてこんなに頑張ってるのになぜか達成感が湧かない。

仕事ばかりしてて季節感とかイベントを楽しく感じる余裕がなくてなんかむなしい。

このまま仕事だけして時間が過ぎていくのかな…と忙しさのあまりエネルギーが減ってきたときに、どうにかする方法を与えてくれる本です。

時間術大全

元Google社員で仕事を効率化しまくったり、とにかく時間管理オタクのふたりが提案する時間の使い方の解説書。

職業関係なく、主婦でも学生でも実践できる時間術が書かれています。

ふたりが試した時間術が87通り載っているので自分に合うものを選んで生活に取り入れられます。

小さなところから日常が変わるかも。と期待でき、これちょっとやってみようかな、、と思えます。

もう何もやりたくない。何もやらない自分の価値って…とやばい方向に考えだしたらこの本

本当に心底なにもやる気でないわー。なんだこれ。

何もやらずにダラダラと過ごしてる自分の存在って一体なに…。

考えすぎて落ち込む系、負のスパイラルにはまってどんどんやる気がなくなっていく。

そんなどうしようもないときにこの本がおすすめです。

筋トレが最強のソリューションである

まずそんな状況でこの表紙を手にとってる自分の姿に笑えてくる。その時点で私ってそこまで深刻じゃないのかもと思えてくる。

書き方はバカバカしくて笑えるんだけど、説得力があって本当に救われました。

気が滅入っているときは笑えるくらいの本がちょうどいい。

考え過ぎてやる気なくなる系の人に、全く違う方向からアプローチしてくれる救世主です。

第1章は「メンタルがボロボロになったあなたへ」です。

そして超文科系の私もこの本がきっかけでなんと筋トレをはじめたので、ぜひ読んでみてください!文字も大きくて本が苦手な人にも読みやすい設計!

ただ楽しい本をチョイスしよう。そして現実逃避してみる。

5冊目ですが…自己啓発系の本ばかり並べても味気ないので、こんな提案をしてみました。

やる気がでないときはもう現実逃避も兼ねて、軽めの内容でただただ楽しい本を読むことをおすすめします。

やる気がでないことに悩んでるよりだいぶ効果的です。

 

ただ楽しい・笑えるというライトな内容で、そこに懐かしさも加わればさらにいい感じです。

子供の頃好きだったアニメがテレビで紹介されてて「あー懐かしいなぁ。」というあの感覚です。そんな「懐かしい」という感覚はみんな心地いいはず。

 

↓私の場合は例えばこの本。

村上春樹語辞典

村上春樹ファンにはおすすめです。私の周りにはなぜかひとりもいないけど…

村上春樹小説を全部読んでいるので、本屋で見つけたときには「ついに辞典になった!」といううれしい気持ちと、なんて面白い企画…というわくわく感で買って帰りました。

内容は、「辞典」なのでまず刺激とかかわいそうとかがない。

そういった精神面で安全です。

解説に添えられたナカムラクニオさんの挿絵が的を得ていてとっても面白い。

そして知らなかった情報が載っている「へぇ〜」という楽しさと、あの小説にこれ出てきたな、あの頃は学生だったなーという懐かしい気持ちで心地よく、ただただ楽しかった。

 

こういう感じの自分にとってのただ楽しい本を探してみてください。

もちろんマンガでもいいよ。

 

注意点として、読後に考えさせられる本とか、「えぇー!」っていう刺激的な内容の本は避けましょう。

あと悲しい物語とか切ないラブストーリーとかもダメ!絶対。

おわりに

まず、やる気のでない日は「今日は何もやらない日」とはっきり決めるのが大事。むずかしいけど…

そして気持ちが楽になるような本を読むか、なるべくハッピーに現実逃避してみよう。

逃げて逃げて逃げまくって寝たら、次の日の自分がどうにかしてくれたりします。してくれない日もあるけど、そんなときはそのまた次の日の自分に託す。。

 

フレーフレー!

イライラ・不安などメンタル不調は鉄とタンパク質で改善できるかも。藤川徳美先生の本

藤川徳美著『医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる』

どうも、るうらです。

この本、藤川徳美著『医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる』を紹介したいのですが、まずは購入した背景から。

飛ばしたい方は目次から下へどうぞ。

鉄不足?と検査することに

私は前から自律神経弱めなのですが、2年前の引っ越しで環境の変化についていけず自律神経がより不安定になり、ついでに冷え症もひどいので漢方内科に通っています。

中学生のころから自律神経が不安定で学校に行くとお腹が痛くなっていました。大人になっても調子の悪いときは会社に行くとお腹が痛くなる。

最近は電車で急にしんどくなったり、些細なことでイライラしたり不安になったり、カフェインを摂ると動機がしたりと年齢とともに症状が増えています。

そして最近、忘れ物がひどく、考え事をしてたら違う駅に着いてたり、頭が回らなくなった…と思うことが多々あり、これはまずいんじゃないかと通っている漢方内科の先生に相談しました。

すると

「鉄が足りてないと頭の回転が悪くなったりするらしいので一度採血して調べてみましょう。」

しかし、私は健康診断などの血液検査で「貧血」と言われたことは一度もありません。

不思議そうにしていると、

「一般的な血液検査では正常値でも、もっと詳しく調べると鉄が不足していて、るうらさんと同じような症状が出てる場合があると最近わかってきたので。」

と調べてもらうことになった。

鉄ってレバーだよね。レバー苦手だし食べてないわ…。

↓こういうランチばかり食べていた私の結果

トマトパスタとパンのセット

鉄とタンパク質がかなり不足!

これだけ栄養素が不足していて痩せていないってことはきっと糖質の摂りすぎです。ごはん、パン、麺類、お菓子を減らしてその分タンパク質をとってください。」

思い当たることだらけでむぐっとなった。

太ってるわけじゃないけど痩せていない。パスタが好きでしょっちゅうパスタを食べてる。葉っぱ系類が好きで虫のように野菜はよく食べるけど、肉魚は量がそんなに食べられない。

チョコレートも好きだし、あと30過ぎてからポテチを覚えてときどき食べる。以前よりあまり食べないのになのになぜか年々太る…。

糖質食べてるわー。タンパク質食べてないわー。

そして「鉄は食事からじゃ間に合わないからお薬を出します。」と言われた。

ちなみに今回血液検査で指標になった項目は

  • フェリチン → 鉄
  • 尿酸窒素 → タンパク質

です。(本にも説明が出てきます。)

「鉄とタンパク質不足を改善したら頭の回転の他に不安とか他もいろいろ改善されるかもですよ。」と病院の先生が言ってくれて、おぉそれなら!とちょっとやる気になった。

そして、会計を待っていたら受付の本コーナーにその言葉にぴったりの本が置いてあった。

藤川徳美著『医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる』

帯にある「タンパク質・鉄」という文字が目に飛び込んできたて、今まさに私に足りないもの!と待ってる間にパラパラと読んでみた。

著者の藤川徳美さんは心療内科クリニックの院長さんらしい。

慢性疾患は医師に任せきりにならず、自分が中心となって治すぞという意識が大事と書かれている。

そして、うつ・パニックのほどんどが鉄とタンパク質不足という質的栄養失調にあり、それらを改善させると多くの人が良くなった、という内容で私がさっき先生に言われたことと同じだったので興味津々になった。

本の最後の方に「慢性疾患の症例集」としていろんな症状の人がこういう食生活に変えてどう改善したかが一般人向きに書かれているので私も頑張ってみようかな、と思えそう。

その仕組や方法をじっくり読んでみたくなり家に帰ってネットで購入。

人間の体は水分を除いた70%がタンパク質から成り立っています。

出典:藤川徳美著『医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる』p22

冒頭2行目のこの時点で現状のまずさに気づく。水の次にタンパク質!考えたこともなかった。

生物の授業はリアルすぎてしんどくなるからあまりじっくり聞いたことなかった。

小さいころからどっちかというと「野菜をたくさん食べなさい」って言われたよね。。

でもタンパク質も多く食べないとこれはやばそう。

ちなみに鉄はタンパク質が少ないとなかなか増やしにくいらしい。

第一にタンパク質!

そういえばスポーツジム3ヶ月でも筋肉量が全く増えなかった

自律神経がさらに不安定になった2018年、「マッチョな人に自律神経弱い人いなさそう、冷え性な人いなさそう」という理由で、私はマッチョになるべくスポーツジムでマンツーマントレーニングを3ヶ月受けた。

最初に体重計のような機械で筋肉と脂肪の量を測るのだけど、やっぱり筋肉量が少なかった。(脂肪量は多かった…)

そしてそこでもタンパク質が不足という結果が出ていた。

かなり真面目に週3−4でジムに通い、週1で筋トレを教えてもらって、食べたものを記録してトレーナーに指導してもらい、タンパク質も意識して摂って、与えられた筋トレメニューをこなしたつもりだった。

しかし3ヶ月後、体脂肪率も筋肉量も全く変わらなかった。あんなにやって現状維持…。そしてあいかわらずタンパク質不足と出でていたのだ。

トレーナーさんも首をかしげて「うーん、今から変化でるところなのかな…」と言う。

私の運動センスがなさすぎたせいもあるけど、3ヶ月もやって全く変化なしというのは辛い。運動が好きなわけでもないのに3ヶ月目標と思ってそれまで真面目に通ってた分、このあと心が折れて通わなくなった。

今思うと筋トレより先に、素材となるタンパク質がもっともっと必要だったのでは?

そういえば髪の毛の成分って

2020年になってカットに行ったとき、美容師さんに「最近細い髪が抜けるのが心配」と相談した。

「う〜ん、見た目にはまだ全然大丈夫ですけど、ただ栄養が足りてないと抜けやすくなるので栄養って大事ですよ。」という答えが返ってきた。

「髪の毛って何でできてるんでしたっけ?」と聞くと「タンパク質が多い」という答え。

またタンパク質!

帰ってネットで調べると髪の成分の80%がタンパク質!

#09髪は何でできているの?|知っておきたい毛髪のサイエンス|ルベル - LebeL ALL YOUR OWN

髪にはきっとワカメじゃなくてタンパク質が必要なんだ。。

推奨されているタンパク質の摂取量と糖質制限がスパルタ

この本の中で推奨されているタンパク質の摂取量は、私がジムで指導を受けていた量よりもかなり多い。そうか、不足してるんだからここまでやらないと追いつかないんだね…。納得。

ジムで食べなさいと言われてた量は成人女性のタンパク質摂取量だった。それに対してこの本では不足している人はその1.5倍〜2倍は食べましょうと書かれている。

でも薬も飲まずに、これでいろんな不調が治って快適生活が手に入るのだったらよろこんでやる。なんなら筋肉量も増えて冷え症も治りそう。

また、ジム時代には食事記録ノートにときどき「チョコレートパフェ」とか「パスタ」と書いていたのだが、カロリー的にまあこのくらいなら問題ないと言われていた。

しかしこの本では、カロリーには触れず、糖質が多いと無駄にタンパク質と鉄を消費してしまうことになるので糖質は極力減らすことが大事と書かれている。

なぜ糖質を減らさないといけないかは何ページにも渡って丁寧に解説が書かれているのでぜひ読んでほしい。

私のように知識がなくても「それなら糖質を摂らない方がお得だな」と思える内容なので納得した分、これは続けようという気分になる。

まとめ 

タンパク質に関しては多方面からうすうす不足かなと感じつつも、具体的によくわからず、なんとなくこのままじゃまずい気がするけど、さてどうしようかなという状態でした。

今回の通院で鉄とタンパク質が不足していることが判明して指導を受け、さらにこの藤川先生の本でそれらが体にとってどのように大切な素材なのかも詳しく分かったので、すっきりしてやる気スイッチが入った。

こういう本をもっと早くに見つけて、本気で糖質減らしてタンパク質を意識して摂っていれば、ジムで教えてもらってるときにもう少しはパワーアップできてたのかなと思う。ジムトレーナーさんは初心者のなよっとした私がちゃんと続けられるようにちょっと甘めに指導してくれたのかもしれない。

 

そんなわけで、糖質制限・鉄とタンパク質増々生活をはじめます。

 

そして実践1ヶ月目の様子↓

www.ruura.work

ブログ+アフィリエイト初心者が1年目に読んでよかった本3冊

本に挟んである3本の花

どうも、2019年からはてなブログをはじめた、るうらです。

デジタルにあまり関心がなくブログ超初心者でしたが自宅でできる仕事がしたい!と選んだのがブログでした。

ブログをはじめるにあたりネットを調べまくって勉強するのもいいと思いますが、なにしろ超初心者なので、正確な情報とそうでない情報が区別できにくい。

そんなことに時間を割くくらいなら出版されている、信頼できる情報を1冊買った方がいい!と本を探しました。

5冊くらい買いましたけど…

これ1冊あればアフィリエイトをはじめられる!亀山ルカさんの『本気で稼げるアフィリエイトブログ』

アフィリエイトをはじめるときに必須の独自ドメインについてやアフィリエイトの登録や運営の仕方が書かれています。この辺がすでに私にはひとつめの壁になっていました。

そしておおまかな仕組み・解説も書いてあるので基本を理解しながら進められます。

あとはブログをはじめて初期にやった方がいいことが書かれているので、しばらくこの本が先生代わりでした。

文章も分かりやすいですが、それに加えて口調がやさしくてとっても丁寧…涙。初心者に寄り添ってくれる本です。

ややこしくて挫折しそうなことがあってもこの本を読むと進めるし、励まされてる気がしてもうちょっとやってみようかな、と続けることができました。

亀山ルカさんのこの本でアフィリエイトはじめた!という人は多いんじゃないでしょうか。

挫折しがちな1年目をタクスズキさんの『副業ブログで月に35万稼げるアフィリエイト』でどうにか乗り切る。

2冊目に買った本です。挿絵も多くて読みやすく初心者向き。

ただし、実際の設定の仕方とかはあまり載ってないので、そういうのが知りたいときはやはり上の亀山ルカさんの本がおすすめです。

アフィリエイト登録もできたし、記事もいくつか書いたけど…とパッとしない自分のブログには何が足らないんだろう、この先どういうモチベーションでやればいいんだ?とぼんやりしかけたときに「戻ってこーい!」と声をかけてくれるような本です。

これを読んだからといって急に収益が月35万まで上がった!というわけではありませんが「この方法やってみよう!」とか「みんなこういうもんなんだー」とブログを楽しみながら続けることができています。

どの本にも書いてありますが、ブログは続けることが大事。

あとブログと連携させるSNSの運営ノウハウも書かれているので、ブログに乗り気になれないときはSNSに工夫を加えてみたり、とにかく少しでも前に進めることができます。

ブログは1年目に挫折する人が多いようですが、この本はそんな1年目のモチベーションを保ってくれます。

個人的には超有名な『ブログ飯』よりこっちの方が身近な感じがして好き。

2年目以降もお世話になれそう。有名な『Google AdSenseマネタイズの教科書』もときどき読んでみる。

上の2冊とは全く雰囲気の違う、超初心者にはまだ早く理解できないページの多い本気の本。

「マネタイズ」という言葉の意味がわからず調べて買いました。。

マネタイズとは

ネット上の無料サービスから収益をあげる方法のこと。収益事業化。もともとは金属から貨幣を鋳造するという意味で使われていたが、2007年頃からIT用語として使用されるようになった。

出典:マネタイズ(まねたいず)とは - コトバンク

でも少し慣れてくると意味がわかるページが増えてきて成長してるのが分かってうれしい…ので買って正解でした。

どういう内容かというと、グーグル・アドセンスを軸にしてそのうち更新せずともほったらかしで収入を得られるブログをつくろうという本なのかな…(だってそういうタイトルだし)とまだ全部理解できずパラパラとしか読んでませんが「なるほど、本気でブログから収益を得ようとする人たちはそう考えるのか。」ということが書いてあります。

理解できたページに書いてあることを自分のブログにひとつ取り入れてみると、普通にアクセス数があがりました。初心者にはいろいろ大変だった…

しかし理解できても、自分に向いてないと思ったらやってないこともあって、まぁあまり収益自体はあがってないですが、成功してる人がやってることがわかると楽しいし夢が広がります。

のんびりやっている私は充分2年目もお世話になれそうな本です。

まとめ

  1. まず亀山ルカさんの本でややこしい初期設定をどうにかする。
  2. 挫折しやすい1年目をタクスズキさんの本で乗り切る。
  3. 余裕があればマネタイズの教科書でどんどんアクセス数&収益アップする。

以上です。

どの本も1回読んでおしまい。ではなく、作業を進めてからまたパラパラと読んでみると深く理解ができるようになっていて「そういう意味か!」と発見できますよ。

 

小説『マチネの終わりに』を繊細で不安定な年齢の人が読んだ感想

どうも、古典と歴史・海外小説が苦手、村上春樹大好きのるうらです。

2019年映画公開もされた『マチネの終わりに』平野啓一郎著を読んだので感想を書きます。

ネタバレもあるので注意してください。

「マチネの終わりに」を読もうと思ったきっかけ

『マチネの終わりに』文庫本

司書講座のテキストにこの本が出てきて表紙が不思議で意味深なのと「マチネ」ってなんだ?と気になっていた。

本屋に行くたびに目につく場所に置いてあり、やっぱりこの表紙きれいだな、一体何の終わりなんだろう…と「マチネ」が何なのか分からない私は表紙のイエローとブルーをじーっと見て考えるけどよく想像がつかない。かなしいのかな。でも暗くなさそう。まあテンション高い話じゃないんだろうな。くらい。

そんなとき石田ゆり子さんがテレビでこの映画の番宣をしていてラブストーリーと知る。

「40代という繊細で不安定な年齢にさしかかった男女のラブストーリーです。繊細な精神的な面がしっかり描かれていて、きっとその世代の方たちに共感していただけると思います。」

というような紹介だった。40代を「繊細で不安定」という表現で聞くのは初めてだったし、今の私にしっくりくるので読んでみたいなと思った。

そしてようやく「マチネ」の意味を調べた。

マチネとはフランス語で「昼公演」のことらしい。夜公演はソワレというらしい。ソワレだったらなんとなく聞いたことあったかもしれないけど、マチネかぁ。

世界的ギタリスト薪野とジャーナリスト洋子のラブストーリーで『マチネの終わりに』というタイトル。

どうやら「世界の終わりに」のニュアンスの「終わり」ではなさそうなので読んでみようかな。

全体的な感想

『マチネの終わりに』文庫本横からアングル

↑文庫版です。やや分厚め。

よかった。

美しくてどこまでも透きとおっている感じがした。ちょっと恥ずかしいけど他に表現がわからない…

私は美しいものよりも、面白くて楽しいものの方が好きだと思ってきたけれど、この小説を読んで美しいものも退屈じゃない、悪くないと思えた。

なにが美しいのか…とすごく考えたのだけど、、

自分が大切なものを大切にしようとした結果、不平等や理不尽なことに振りまわされてしまって立ち上がれないほど傷つくのに、それでもまた手元にある大切なものを静かに大切にしようとする姿勢。かな。

鮮やかなイエローとブルーの表紙はこの物語にぴったり。

印象的なのは冒頭の打ち上げでの会話シーン

この物語に引き込まれたのは、冒頭の薪野と洋子がコンサートの後に出会い、スタッフと一緒に洋子も打ち上げに行ったときの会話のシーンだ。

洋子が自分のおばあさんが事故にあった庭にある石は、自分が幼い頃よくままごとをして遊んでいた石だった、となんともいえない気持ちになったという話をする。

「なにもあの石でなくてもいいのに…」

という洋子に薪野のマネージャーの三谷が、その心情を理解できずによくわからないと騒ぐので洋子が説明に困っているところに、近くにいた薪野はその心情を理解してかわりに三谷に説明してくれる。

その後今度は、薪野が恒例のおもしろおかしく自分の失敗話を皆にするのだが、そのダメな人ぶりのオチを洋子に「ほんとはちがうんでしょ?」とそっと確かめられて薪野がびっくりする。

こんな空気を味わったことがあるようなないような。子供の頃の会話みたいに懐かしいような。とにかくふたりがもっといろいろ話したくなる気持ちが私にはよくわかった。このシーンでふたりのことがもっと知りたくなって結局最後まで一気読みした。

「繊細で不安定な年齢」には共感できることがいっぱい

そんな会話からこのラブストーリーははじまるのだけど、洋子は婚約している身。この物語はこんな感じでいつもタイミングが悪い。

私が学生の頃に読んだなら「そんなタイミングでそんなこと起こるってどんな確率?」と冷めてしまいそうなことも何度が起こるが、実際人生ではそういうことが何度も起こったりするのだ。

あと5分、あと1ヶ月、あれがあの日でさえなければ…今ごろ違う場所で違う人生だっただろうなと思うことがいくつかある。

 

また私は日本から一歩も出たことがなく、ジャーナリスト洋子のイラクでの戦地体験や難民保護の事情などはうっすら想像できる範囲でしかわからない。けれど、洋子の気持ちや行動に共感する部分が多かった。そこ怒るよねー。そうするわー。それ言うわー。と。

ひとつ違ったのは三谷のひどい告白を聞いたシーンだった。「マジ最っ低!!」などと私のように洋子は決して言わない。卑劣で浅はかなことだと何も罵倒せずに一言「あなたはそれで幸せなの?」と問うだけ。ああかっこいい。

そしてスッとチケットを返す。チケット返したらもう薪野に会うタイミングなくなるのに、それで納得できる?私ならチケットは渡さない…。でもその潔さと複雑な優しさが美しいのかな。

 

三谷は好きになれないけど、若いから仕方ないとも多少思えなくはない。私もそれなりに浅はかで突発的な行動をしては後悔してきた。そうやって反省しながら繊細で不安定な年頃になったのだ。

そんな三谷の年齢の頃に読んだなら「薪野も結局は三谷を選んで子供つくってんじゃん、洋子のことその程度ってことでしょ。」と思ったはずだけど、今なら洋子のことは大好きだったけどそれもあるかなぁと薪野の気持の変化もよくわかった。

「縁がある、運命的なつながり」もこの世界の理不尽さには勝てないときがある。だからとても丁寧に大切に扱ったほうがいい。

 

そして薪野も後から三谷に告白を聞かされるのだが、その時には三谷と子供を心から愛してしまっていて、それをもう間違いだったと思うことはできない。だからといって洋子に巡りあったこともなかったことにはできない。永遠に堂々めぐりしそうな複雑すぎる心境で、ここからどう生きていくのか…。

ラストもさわやか

さわやかにふわっと終わった。好きな感じ。

そこから薪野と洋子は長い時間、笑いながら話すのだろうなと思った。きっとふたりの特別な会話の中で美しい答えが見つかるんだろうな。

映画をみた人も小説版もぜひ。

 文庫版はこちら↓