どうも、るうらです。
きのう、なぜか寝る前に思い出したので学生時代の話を書きます。
怠惰な授業態度だった私に、テスト前にノートを貸してくれる友達と貸してくれない友達がいました。
注意:これは自分の中で人間関係で悩まないための工夫です。単に「ノートを貸してくれない=友達じゃない」とかそういうことではありません。
私の学生時代の授業態度
何の理由なく怠惰な授業態度だったわけではありません。
私は学生のとき「授業はじまるとおなか痛くなる」というステータス異常を抱えていたのが大きかったからです。
「いま授業中だ」と感じると発動するので気をそらすため、授業中は主に「寝る」「他の楽しいことに集中する」「遅刻して短い時間だけ聞く」など、なるべく授業を聞かずにどうにか過ごすという工夫をしていました。(もちろん塾にも行ってない)
年頃なので「授業はじまるとおなか痛くなってトイレに行きたくなる」なんて周りに言えません。内緒です。
だから授業になると寝だす、ノートに絵を描き出す…と、私は端から見ればただの勉強が嫌いで怠けている人でした。
高校では友達がノートを貸してくれた
高校時代、周りの友達はいいとこの理系志望だったので塾にも行き勉強していたようだけど、私は美大志望だったので、成績がそんなに悪くなければそれでよく、「美大の受験にはこんなに難しい問題は必要ないから」と授業を怠けてるというようにもとれたと思う。
でもテスト前に困って「ノート写させて」とお願いするとみんな普通に見せてくれた。
授業中は先生の話をまともに聞けないので、テスト前に自宅で教科書を読んで勉強するというスタイル。
しかし、数学などは特に積み重ね教科なので徐々にわからない箇所が増えていき、高校3年生のある日、授業中に久々黒板をチラッと見みてみるともう知らない記号ばかりで最終的に「え?これ何語?」という状態にまでなってしまった。
それでも授業をまともに聞くと例のステータス異常が発動し「先生お腹痛いのでトイレいっていいですか?」を言う羽目になる。授業についていけなくなってもいいから、その状況だけはなんとしても避けたい。。
そしてテスト前になって困った。もう教科書を読んでもひとつもわからない。そして友達にどうしようと泣きついた。ノートを見せてもらっても高次元すぎてさっぱりわからない。
「このままじゃ0点になる…。どうしよう。」
困っていると、100点をとるといつも見せつけてくるおしゃれな友達が
「それじゃあ、この証明問題は絶対にテストに出すって先生言ってたから、これさえこの通りに全部完璧に書ければ0点は免れるよ。」
とノートを見せて私に0点を避ける秘策まで教えてくれた。
丸暗記は苦手だったけど、そのときばかりは、その式や変な記号たちが何を意味しているのかわからないまま長い証明の式を何度も書いて暗記した。
結果、友人の言うとおりその問題はテストに出題され、私は見事0点を免れることができた。他の問題は全くなんのことかわからず14点とかだった…。
この証明問題を覚えてなかったら私は0点だった。たすかった。
そして、そのテストは難しかったようで平均点が55点とか(忘れた)でいつもよりかなり低かったらしく、14点でも成績に1はつかなかった。
「みてみてー丸暗記したら0点じゃなかったよー!たすかった!ありがとう!!」
とおしゃれな友達に14点の答案を見せに行くと
「みてみてー100点だった〜。指定校狙いだから勉強したわー。」
と100点の答案を笑顔で見せられた。
「え、すっごいな…」
大学では友達がノートを貸してくれない
大学になると高校よりも欠席できたので、講義は出席日数ギリギリ、遅刻して時短で出席するという手段をとっていた。実技の授業は平気なので出席。
もちろん「私授業に出席するとおなか痛くなる体質で」とか言えない。
大学生になっても、とにかく毎回途中でトイレに行っているとバレるのが恥ずかしい。もうコンプレックスになってて、それだけのことがなにより恥ずかしい。
だから授業に出ても高校と同じように先生の話をあまり聞かないようにしていた。
あと、希望の大学に落ちて少々ふてくされており、そんな苦手な講義の授業に真面目に取り組もうという気もそんなになかった。成績はよくなくてもいいから、とにかくお腹が痛くならないように、そしてなんとか卒業できればいい。
大学の講義はなぜか教科書がない科目がたくさんあって、テスト前に授業のノートがないと勉強のやりようがなくかなりピンチだった。
でも高校のときと同じように、誰かがノートを見せてくれるものと普通に思っていた。
大学には入学前に通った美大予備校から仲良くなった友達がいて、同じ講義を受けていたので、テスト前にその友達にノートを貸してもらおうと思った。
「ノート写させてー」
と普通に言った。すると
「イヤ」
ときっぱりと断らる。あれ?と不思議に思って
「え?なんで?」
と聞くと
「真面目に授業受けてない人に毎回毎回ノート見せるのイヤ。」
と言う。
あぁ、私にノートを貸したことによって自分がノートを見て勉強する時間が減るのが迷惑なんだな、それはまずい、と思って
「じゃあすぐ返すから、一瞬だけかして。これ取れないと単位やばくて…いま5分だけ貸してくれたらすぐコピーとってくるから。迷惑かけないから。」
とお願いしてみた。
そしたら
「そんなの授業に出てない人が悪いんでしょ!私が授業に出て書いたノートをコピーするとかなんなん?!テスト前にノートだけ借りに来る人なんて友達じゃない!」
とすごい剣幕で怒って行ってしまいました。
え?
えええー?!
友達なのか友達じゃないのか
え、私、友達じゃないの?予備校時代から友達と思ってたのに。
「友達じゃない」と言われたことに傷つきました。
まあ、私が真面目に授業出てないのが悪いんだけど…
だけど、帰り道でだんだんと腹が立ってきて
「友達が困ってるときに、それを助けないってそもそも友達なのか?」
「『そのノートちょうだい』って言ってるわけじゃないよ。5分だけ貸してほしいっていってるだけ。何も減らないのに何がそんなに嫌なのか?」
「私ならどうぞって貸すけどなぁ。減るんだったら嫌だけど何も減らないし。」
「しかも『テスト前にノートだけ借りに来る人』ってなんだ。お互いひとり暮らしで家も行き来してたし、こっちはふつうに友達と思ってたぞ。」
この疑問と怒りを別の学校の麻雀の仲間たちにぶつけてみました。
「それはきっと努力せず良い点取ろうとする人がいることに腹が経ったんだろうねー。それで自分が損することになると思ったんだねー」
「私は良い点なんて目指してない。卒業やばいし、ただ赤点を免れたいだけで…」
「うーん、それでもライバルと思ってるんじゃない?」
「ライバル?いくら私がノート見せてもらったからといって、授業聞いて勉強してる人より良い点取れるわけないでしょう」
「うん、それでも負けるかもとか焦ってるんじゃない?心に余裕がないんじゃない?」
「私だったら友達だし貸すけどなぁ」
「るうらはノート取らないでしょう。貸せる立場になってから言え。」
「あ、そっか。確かに。…でもこっちは友達と思ってたのに」
「さぁ。友達の定義ってなんだろうね。」
「テスト前に困ってたらノート貸してくれる人?笑」
「でも、テスト前にノートだけ借りに来るやつは友達じゃないって言われたんでしょ。」
「ノートだけってことないのに…。入学前から仲良かったのに。」
「じゃあやっぱり友達か?」
「でも単位足りなくなって卒業できなくなるかもしれないのにノート貸してくれない」
「うーん、じゃあ友達と違うか。自力で頑張りな。そもそもノート取ってないのが悪いんだし、世の中そんなに甘くないってことだ。」
私の中の問と解答
【問】
テスト前に困っている私にノートを貸してくれない上記のような態度の人は友達か?ただし、高校時代の友達の例により自分の授業中の怠惰な態度は考慮しないものとする。
【解答】
- 友達でない。
- 自分の方が上位にいることにこだわる友達。
- 友達であるが、余裕がなく友達の卒業に関わる単位なんて知らないという態度の友達。
- 友達であるが、友達が楽して少しでも得することが気に食わない、という友達。
以上のことより、どの場合も「別に友達でなくていいや」という結論に達する。
仮りに正直に「私、授業を聞いてノート取ってるとおなか痛くなるからできない。だからノート貸して」と言ったとしてもたぶん信じないだろうね。周りに言って話のネタにするだろうね。
だって友達じゃないもん。
念のためまとめ
タイトルにしていますが単に「ノート貸してくれない=友達じゃない」とか、そういうことではありません。
私は女子グループの中で、うまく空気が読めないからか、無理に合わせないからか、浮くことが多かったです。3人グループだとひとり余る的な…。
なので自分を守るためというか、あれ?と思うエピソードが貯まってきたら「この人って…」と一度考えてみる。そして自分の中で「友達」「友達じゃない」と整理してその人たちに接するようにしていたんだと思います。
「この人は友達じゃないけど誘われたから一緒に買い物くらいいいか。」とか「この人は友達じゃないからまあそのくらいのひどい事するよね。ほっとこ。」とか。
口には出さないけど自分の中でちゃんと整理して分けておく。だって自分が「友達だ」とぼんやり思ってた人からひどいこと言われたり、仲間はずれ的な扱いされてショック受けるのってなんか損!
例えば女子グループで一緒に行動してたとしても、自分の中ではその人たちが全員友達とは限らない。友達がいる場合もあるけど、他の人は「知り合い」とか「同級生」かな…。
逆にこんな感じの私でも、仲良くできる友達もいます。そういう人たちには「友達だ」と思って接しています。別に深い話をしてもしなくても友達。ひどいこと言われたらそりゃあショックだけど友達だからショック受けて傷つくのは仕方ない、と思えます。
だから、そういう人たちはノートを貸してくれなくても友達です。(たぶん普通に貸してくれる。)
以上「友達?」に変な態度をとられた時に、自分の中で考えて整理してみようという話でした。