HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは気質を表す言葉で、ひと一倍繊細な気質をもつ人のこと。いわゆる「繊細さん」。
非繊細さんの人よりも刺激に強く反応する、感受性の強い人達のことです。
とても長くなりそうなので基本的な説明はこちら↓を参考にしてください。
- O型だし、空気読めないし、部屋散らかってても平気な私がHSP?
- 本を読んでみるとだいたい当てはまってびっくりした。
- 当てはまらないところもあった
- 私がHSPだとして、今までなんで鈍感おおざっぱキャラだったのか?
O型だし、空気読めないし、部屋散らかってても平気な私がHSP?
そんな私が病院で「HSPでは?」と言われました。
経緯はこんな感じです。
私は2年前の引っ越しで環境の変化になじめなかったのか体調を崩し、漢方内科に通っていました。自律神経が弱いらしい…
そして1年くらいしてだいぶ落ちついてきました。
でもなぜか出かけると調子が悪くなる。疲れすぎて次の日1日寝込んだり。
電車や大型ショッピングモールで急に立っていられないほどしんどくなる。
照明が眩しく感じたり、はしゃいでる高い声や呼び込みの大声が耐えられないほど辛い。
元気よくレストランに入ったと思ったら、とたんに車酔いのように気分が悪くなる。
狭い店、トイレに行きづらい店に入るとお腹痛くなる(これは昔から)。
でも散歩とか屋外はなぜか大丈夫。
そんな謎の症状を自律神経が不安定なのかと相談し続けていたところ、先生が
「あぁ、HSPかもしれませんねー」
とHSPについて教えてくれました。最近いろんな本出てるから読んでみて。と。
※体調が悪くなるのはHSP+自律神経の調子にもよるらしい。
本を読んでみるとだいたい当てはまってびっくりした。
自分のことを「繊細な人間」と思ったことが全くなかった私ですが、あてはまる特徴がたくさんあってびっくりしました。
HSPの人にはこんな特徴があります。
大きな音に圧倒される
花火大会を近くで見るのが怖い。
ドーンっていうから。
踏切で「カンカンカン!」と鳴り出すんじゃないかと怯えながら通る。
鳴るとビクッ!とするので笑われる。笑
みんなビクッてするの耐えてるのかと思ってた。
強い光が苦手
家電量販店など照明が明るすぎるところで気分が悪くなる。
スマホの輝度も最小。
においに敏感
満員電車の人のにおいが辛い。きつい柔軟剤のにおいが辛い。
昔から嗅覚に根拠のない自信がある。
手触りを重視する
チクチクざらざらした服は着ない。触り心地がいいものが好き。
壁とかテーブルの触り心地が想像どおりか確かめたくなって、ついつい触って周りに変な顔される。
ふわふわの小鳥とか噛みつかれるまで撫でてる。
深く考え込む
授業中、ひとつわからない用語があったらそこで調べたり考え込んで先に進めない。
会社で「これやっといて」とポンッと投げられると、どのパターンでやるか選んでもらった方がいいのか、私の好きなようにやっていいのか、期限はいつなのか、サイズは?何用?データ形式は?…さらに細かい部分で疑問がいっぱい浮かんで解決しないと進められない。
考え込んで手が止まる。「考え過ぎちゃう?」と1日に3人から言われて考え過ぎだと自覚した。
細かい違和感に気づく
書類など仕事上の細かい間違いとか気づいてしまう。
心底、良心だけで、気づいたから言っといた方がいいかなと思って言うと「細かいなー」とか「俺の顔潰したいの?」とか言われて傷つく。空気は読めない…
良心的である
良心的です。こいつ騙してやろうとか思わない。
ズルせずにルールも言われた通り力いっぱい守ろうとする。守れるかどうかは別…時間とか…
悪いことするとあとから気になってずっとしんどいのでもう最初からやらない。
当てはまらないところもあった
- 機嫌の悪い人がいると自分に向いていなくてもストレスになる
- 飲み会なので気を使いすぎて疲れる
- 大勢が集まる飲み会やパーティーが嫌い
- 小さいころ内気な性格だと言われた
これらもHSPの特徴らしいけど私には当てはまりませんでした。
機嫌の悪い人とかいるとかなかなか気づかないし、空気は読めないし、会社の飲み会大好きだったし、小さいころは全く人見知りもしない天真爛漫なこどもだったので。
私がHSPだとして、今までなんで鈍感おおざっぱキャラだったのか?
本を読んでわかったのですが、HSPの特徴が母に全部当てはまる。
母はたぶん超ウルトラHSP。なんかもう強そう…
そんな母から相対的に見れば、そりゃあ私はかなりの鈍感おおざっぱキャラに違いない。
小さい頃から「鈍いな〜なんでそこ気づかんの?」「また〜ざっくりやなー」と笑われたり褒められたりし続けてきた結果、そう自分で思い込んでただけかもしれない。
よく考えると「鈍感おおざっぱ」として私を扱ってきた友達も、もしかしたらHSP気質な人で私たちの間ではHSPがあたりまえの基準となっていたのかもしれない。
適当に見える付き合いの長いB型の友達も、そういえば空気は読めるし意外といつも気利いてるよな…とか思えてくる。
ってことはほんとはHSPなんて誰にでも当てはまるんじゃないの?
とも思ったのだけど、夫はブルーライト浴びながらすやすや寝てるし、ゾンビドラマ大好きだし、においにも興味ないし、考えないし、全く当てはまらない。
こんなに当てはまらない人もいるのだ!
そんな夫は私のことを「過敏すぎる」「生きにくそう」といいます。
あぁ生きにくいさ。
そういうわけで自分のことを「鈍感おおざっぱキャラだ」と思い込んでる人も、なんか生きにくいな…と思うことが多いなら実はHSP気質だったりするかもです。