るうらのペン

どうにかレベルアップしようと試行錯誤するブログ

小学生のときに好きだった同級生を検索してみた

バッターボックスで構える野球少年

コロナ禍でもう1年会っていない地元の同級生の幼なじみに「ヒマだ〜」と久々に連絡をとると、1年前から仕事をかけもちして労働時間を2倍にしていると言う。

全然ヒマじゃなさそうだった。

「勉強なんて労働なんて最小限でいいや〜」と一緒に大きくなってきたあの幼なじみが。

 

専業主婦で子供もいない私が自宅でのんきにゴロゴロ暮らしている間に同級生たちは忙しい日々をこなしどんどん変化して立派な大人になっているのか。

私ももうちょっとどうにかしないとまずい。

 

昼に自分でつくったナポリタンを食べながら、他の同級生はどんな大人になってるんだろうと思った。

同窓会が全くないので答え合わせができない。

 

同窓会代わりに小学校のとき仲の良かった友達を検索してみた。

それらしい人が表示されない。

高校進学と同時に引っ越してしまってそのままだ。たぶん結婚して名字が変わってるんだろうな。私もそうだし。

男だったら名字がそのままでヒットする可能性が高いのに。

 

男といえば、と小学校のときに好きだった同級生を検索してみた。

今度は見事にヒットした。

アラフォーになった野球少年の満面の笑顔が表示された。

 

明るい窓の外をのぞく女性

卒業アルバムと同じ表情だからすぐにわかった。

ちょっと照れたような元気な笑顔、アラフォーのはずなのに小学生のときと同じ笑い方をしていた。

私と同じでやや太ってはいるけれど。

 

勉強はあまりできないけど、運動神経抜群で少年野球のピッチャー。明るくてクラスの人気者だったなあ。変わってない。なつかしい。

私は変わってしまったなぁ。あの頃は超がつくほど天真爛漫だったのに今は全然違うよ。よくわからない中途半端な大人になってしまった。

 

風のうわさでは(田舎は近所の情報はだいたい入ってくる)高校を卒業後、地元の企業で就職して早くに結婚したらしい。子供ももう高校生とかだろう。

 

この画像が載っているのは、どうやら新入社員向けの会社案内のページらしく、自己紹介の笑顔の写真の他に会社のユニフォームを着て仕事をしている風景とコメントが掲載されている。

 

「仕事は家族のためー」という見出しを見つけた。

やんちゃな野球少年は立派なお父さんになったようだ。

 

私は地元なんて田舎だしと、都会と独り暮らしにあこがれるばかりで地元に残るなんて1ミリも考えなかった。

全然違う世界で生きてきたんだなあ。

 

高校卒業後の私はというと、大学は滑り止めしか受からず、少々ふてくされて意識の低い大学生活を過ごし、卒業後は就職氷河期の中、都会のブラック企業に就職して深夜まで残業する毎日を送っていた。

20代は何か天職を見つけないと、もっといい待遇と給料を、といつまでも現状に満足できず転職を繰り返していた。

 

私がそんな生活を送っている頃から、じっくり安定した地元で暮らして、変わらない毎日を趣味や子供たちと楽しく過ごし(想像)、家族のために働いて立派なお父さんになってにっこり笑っている同級生。

いろいろあったかもしれないけど結果元気で楽しそう。

 

この笑顔みたら学歴とか天職とかなにも関係なかったなーと思えた。

どこでも幸せに暮らせるし自分の持ってるものであんなににっこり笑える。

 

同じ教室で毎日一緒だった他の同級生たちも、それぞれどこかでいろんな生活をして同じ歳になってるんだろうな。他の人も検索してみたけどなぜか誰も出てこない

ちょっと私も今から自分のできることをやってみるよ。

 

ひさびさ魂が浄化されたので今日は安眠できそうです。